社外のコミュニティーでのコミュニケーションが社内改善に生きてくる【ユニオンエタニティ株式会社高野裕美さん】「この人に話を聞いてみたい」vol.1

新企画、「この人に話を聞いてみたい!」スタートしました!
NoSchoolの社員たちが、話を聞いてみたいあの人やこの人と対談し、ポジションにおいて成果を出して行く秘訣やちょっとした悩みなどを相談するこの企画。

記念すべき第1回は廃車を処分したいユーザーと、廃車を適性に処理する専門業者を繋げるWEBプラットフォーム「ハイシャル」などを運営するユニオンエタニティ株式会社高野裕美さんとNoSchoolで採用/広報を担当する廣政が対談しました!

高野さんは管理部門で活躍される傍ら、広報担当として活躍されており、ベンチャーで様々な業務を平行して行っていく難しさや、社内コミュニケーションなどワイワイ語り合いました。

株式会社NoSchool 廣政(以降:廣) 裕美さん、ご無沙汰しております!裕美さんとはハイシャルのノベルティのスペシャルティコーヒーをいただいたご縁から繋がりを持つようになりましたよね。あのコーヒー美味しくて社内でも大好評でした!…

ユニオンエタニティ株式会社 高野裕美さん(以降:高)あの時はコーヒーを貰っていただき、助かりました…。そのあと株式会社ゆめみの福太郎さん(通称:ふくちゃん)の開催する食事会で実際にお会いできて嬉しかったですね。

(廣) 裕美さんのTwitterのあったかい感じとか、何事も前向きな姿勢に感銘を受けていたので、今日はその秘訣などをじっくりお伺いできればと思っています。

(高)そんなことないですが、Twitterの発信も結構頑張ってやっているのですごくその言葉は嬉しいですね。こちらこそよろしくお願いします~!

「私に向いているかも」その直感で応募した広報職

(廣)前述したノベルティのコーヒーを貰ったのがきっかけでTwitterでの交流を時々させていただく程度で、正直、裕美さんのご経歴とかも存じ上げないので、その辺から最初はまずお伺いできればと思います。現在所属されているユニオンエタニティ株式会社にはいつごろ、どんなきっかけで入社されたんですか?

(高)だいたい3年前ぐらいからお世話になっています。実は今の社長が昔勤めていた会社で上司だったんですよね。上司がその会社を辞めて起業されてって感じで。

(廣)え~!それは運命的!
今は管理部門と広報と兼任されているとのことですが、広報のお仕事に関わり始めたのはいつ頃からなのでしょうか?ユニオンエタニティ株式会社さんが初めての広報というわけではないと思っておりまして…

(高)実は私はファーストキャリアが広報という訳でないんですね。もともと会社の事務職として働いていたんですが、

「このまま事務職を続けていくだけでいいのかな」

と感じだしたときがありまして…

その頃ってベンチャー企業が広報というポジションを置き始めたりしていて、次なにかやろうと思っていた時に目に止まった求人が広報のポジションだったんですね。

広報の仕事って、動き回るかつ、外部との関わりも持てると当時の私はイメージしていて、事務職だと社内で完結することがほぼだけど、広報なら社外との関わりも持てるし、事務的な仕事もあってこれまでのキャリアも生かせるので、なんとなくこれは「私に向いているかも」と感じたことが広報やってみようと思ったきっかけですね。

「未経験OK」とあった会社の広報に応募して、採用されたことが広報としてのキャリアのスタートになります。ちなみにその時の上司が現在のユニオンエタニティの社長になります。

(廣)そうなんですね。広報という仕事に縁がもともとあったのかもしれませんね。
ちなみにユニオンエタニティ株式会社も含めて、広報職で初めて入社された会社もベンチャー企業になると思うのですが、高野さんはベンチャー企業で仕事したい!みたいな想いがあって入社されたんでしょうか?私自身、今ベンチャー企業に籍を置いていますが、転職活動していたころは全然興味なかったというか「ベンチャー企業で就職したい!」みたいのはなくて完全にご縁という感じで…

(高)その当時は全然なかったですね。むしろ広報が未経験でできるという求人に惹かれて応募したので、まささんと一緒でベンチャーだから就職決めたみたいなことはなかったですね。

(廣) その後今のユニオンエタニティさんに至るまではどんなお仕事をされていたんでしょうか?

(高)実は広報職に初めて就かせていただいた会社の後も、転職を繰り返していたんですが、社長とのご縁でユニオンエタニティに関わるようになって、最初はお手伝いという形で関わってました。いろいろな節目に社員になることを勧めていただいていたんですが、「今はタイミングじゃない」ということが多くて…でも3年前に社員を勧められた時に「今しかないかもしれない」と思って、それで社員として入社することに決めました。

(廣) 「転職はタイミング」と言うことありますが、まさにそれがぴったりと当てはまったということですね。

背中を見せることで社内のチャレンジ精神を育てる

(廣) 高野さんの素敵なところって、凄く聞き上手で、だけど芯がしっかりあってズバッとも言えるところかなと思っているんですが、ヒアリング力などはどこで培ったのでしょうか?

(高)いや、実は私、話するのが苦手で、初対面の人と喋るの本当に、苦手だったんですよ!

(廣) え!?そうなんですか!?でもそんな感じしないですよね。これ書面だと伝わらないのが残念なんですが…でも広報って喋るのが仕事みたいなところあると思うのですがどうやって克服してきたんですか?

(高)意識的に自分から喋るようにしたりとか、徐々に徐々にっていう感じで慣れてきました。あとはコミュニケーション取る、つまり喋ることが面白い!って思う瞬間が仕事をやっていると多いことですかね。こうやってまさちゃんと喋るのもそうですが、広報仲間と会って喋るとか、記者さんと喋るとか。面白いからどんどんコミュニケーション取っていこうってモチベーションにもなりますね。

(廣)ちなみに私は採用と広報、たまにバックオフィスの業務も担当しているのですが、高野さんは管理部門で業務を行いながら、広報、新卒採用まで担当されていると思うのですが全体の仕事の比重はそれぞれどれぐらいですか?

(高)そうですね、主な仕事は管理部門での仕事です。新卒採用に関しては、メインが2月以降になるので、今の時期は落ち着いています。その合間に広報の仕事を頑張ってやっています。

(廣) ユニオンエタニティってベンチャーなのに新卒採用もやっていらっしゃるのは珍しいですよね。新卒採用があると、社内の平均年齢がぐっと下がると思うんですが、それによってコミュニケーションとか取りづらいとかってあったりしますか?ユニオンエタニティってTwitterや公式HPの雰囲気を見ると、すごく和気あいあいというか、全員が全員を応援しているような雰囲気があってすごく良いなと思っていて。この雰囲気を作るために会社や経営陣が意識していることってありますか?

(高)その言葉すごい嬉しい!
そうですね、まず社長の力が大きいと思います。
社長って新卒採用の子も含めて全社員に「みんなにチャレンジしてほしい、失敗してもいいからなにか挑戦して欲しい」っていう気持ちが強いんです。

ただ社長が「やれよー!」っていうだけでは何も生まれないというか、やっぱり会社に入りたての頃って「いや、そう言われても…」ということが多いと思うんです。私もそうだったので。

だから、社長や管理職含めて、「背中をみせる」ということを徹底するようにしてます。

例えば、Twitterを社員に「やってよ!」っていうだけでは始まらないですよね。実際、声かけても全然Twitterを社員の方がやってくれなかったことがあって、

だったらやっている姿を見せればいいんだって、思って。

その時は私が率先してTwitterやって、「これぐらいでいいんだよ」を見せるようにしてました。

私の所属は管理部門なので、「こんな改善をしませんか?」って該当部署に直接持っていったりして、「こんなことできるよ!」って思ってもらうようにしたりとか。

他のマネージャー陣もそれを徹底するようにしていて、社内全体で「チャレンジしよう!」っていう雰囲気を出すことで、在籍年数が短い人達にも伝播していくようにしています。

こういう地道な取り組みが、社内の雰囲気醸成にも繋がっているのだと思いますし、最近は新卒採用で入社した子から提案があったりとか、みんながチャレンジしている姿を見れることは単純に嬉しいですね。

(廣)なるほどなぁ。確かにそうですね。「○○さんがやってたからやろう」って会社だけでなく学校とかもそうでしたよね。
これは私自身の悩みでもあるのですが、上層部(マネージャー)や社長とのコミュニケーションの難しさ(忙しいなどで)ってどこの広報担当の方も経験されていると思うんですが、高野さんはその点はTwitterなどを拝見すると難なくこなしているイメージなのですが、秘訣とかあるのでしょうか?

(高)私もそれはぶつかった壁ですね。
元々、社長もあんまりコミュニケーションを活発にとる人ではなくて…「どうしよう、どうしよう」となっていた時は、周りの他社の広報さんに相談しましたね。みなさん本当に親身に相談に乗っていただいて、色々なアドバイスを自分なりに消化して、参考にしました。

そのアドバイスの中で取り入れて、ずっと意識してるのは、なるべく小さなことでも結果を出すことですね。結果は目に見えるものなので、それをきっかけに会話をしたり。

あとは、なるべく自分の仕事を相手の目線まで持っていく。別に社長や上層部が私の仕事に興味ないというわけではないのですが、みんな自分の業務がありますよね。

だから私の仕事、特に広報だからといって強く意識してもらうことは難しい。

なので、記者の方からオファーがあれば、取材自体を社長に直接対応してもらったりして、実際の現場を見てもらうみたいなことをしました。社長がメディアに直接出ることで、社内の話題作りになり広報という仕事に目を自然に向けてくれますし、同時にメディアに出ることで、会社の認知度も上がり、サービスの認知度にも繋がるので、相乗効果で色々な会社の部署にいい効果が波及しましたね。

そんな経験から、社長やマネージャー陣ともコミュニケーションを一定に取れるようになりました。

今では別部署の社員や上層部の方から「これプレスリリースに使えませんかね?」みたいにネタを持ってきてくれるようになりました。

地道にやっていく小さなことが、大きな結果になる

(廣)これまでのキャリアも含めて、仕事でのやりがいってどんなところに感じますか?

(高)小さい色々な仕事を地道に地道に繋げて、大きな仕事や成果に繋がる瞬間ですね。

前半で話したと思うんですが、私、Twitterとかユニオンエタニティに入るまであまりやったことがなかったんですけど、1日1ツイートって決めて運用していくうちに、他者の広報さんと繋がったり。その繋がりがまた、日々のいろいろな仕事に繋がっていくことが個人的にはすごく嬉しい、「やっててよかったなー」と思う瞬間ですね。

(廣)思わぬところでいろいろな仕事って繋がっていきますよね。そういえば、9/22付けの日本経済新聞に掲載されたとのことでおめでとうございます!

(高)ありがとうございます!これは自分もびっくりで、なにがなんだかよくわかってないというか…記事になるかわからない、社名も出ないかもしれないと言われていた取材だったんですが、蓋を開けたら、社名も出ていて…私自身も感動しました…

(廣)前の質問に戻ってしまいますが、今回の新聞への掲載は、まさに高野さんがやりがいとされているところですよね。日々の小さな仕事が結果に繋がっていく。社内で大切にされている「背中を見せる」という点もある意味、小さいことですが仕事に繋がっていきますよね。

(高)確かにそうかもしれませんね!

(廣) 逆に大変だなと仕事で思うこと、大変だったことはありますか?

(高)私の性格が「これやりたい!あれやりたい!」という性格なのでどのように「やりたいこと」と「やるべきこと」の優先順位をつけるべきなのかということが大変ですね。

(廣)そういう時ってパニックになりがちかなと思ったりするんですが、脱出方法とかご自身であったりしますか?

(高)自分でタスクを整理したりして、やらなくていいというかやりたいけど、今でない優先度低いものを捨てることですかね。

(廣) ええ!?

(高)一時期、本当に行き詰ったことがあって、「あれもやりたいこれもやりたい」、なのになにもできていない。みたいな。

その時に社長に言われたんですよね。

「捨てることも大切だよ」って。

社長にとっては、なにげない一言だったかもしれないんですが、すごいハッとさせられて。

それ以来、行き詰りそうになったら整理して、捨てたり、「今やりたいことではないな」って思ってやりたいことをパッと手放すこともあります。

(廣)なるほど。ちなみに、その優先度とかは関係なく、これから仕事でやってみたいことってありますか?

(高)経営企画部を作りたいという野望があるんです。Twitterにも書いているんですが…そしてそこの統括になる!というのが野望ですね。

なので、事業計画を理解したりする上で必要な簿記2級の取得をしたり、必要な知識をこれから身に付けていきたいですね。ちなみにまさちゃんの野望はあったりするのですか?

(廣)いざ逆に聞かれると難しいですね…NoSchoolがもっといい会社になるというか、候補者が「なんとしても入社したい!」と思われる会社にしたいなと思っています。

プライベートだと海外で働いてみたいという野望はずっと持ち続けているのでいつか叶えたいですね。

社外でのコミュニティーやコミュニケーションが自分の糧になる

(廣)もっといろいろお話したいのですが、時間も迫ってきたので、最後に「広報目指したい!」「ベンチャーで働きたい!」という方になにか1言お願いします!

(高)最近社長に「いい風に変わったね」って言われます。

入社したばかりの頃はTwitterも活発にやってなかったし、他の広報さんとも交流を活発にしたいとも思ってなかったんですよね。アンチコミュニティーみたいな。

でもそこから3年経って、Twitterもやって、その繋がりで他の広報さんとも時間の許す限り、交流するようになりました。

自分なりに、チャレンジだったけど、出会った仲間からたくさんのヒントをもらいました。それを仕事に活かしていくことができているのかなと思ってます。

社内だけでなく社外からもインプットをしていることが、自分が良い意味で変わったところかなと思います。

なので色々な方とコミュニケーションを取るのがいいかなと思います。それが未来の自分に繋がっていくと思います!

高野さん、お忙しい中ありがとうございました!
今回対談させていただいた、高野さんが管理部門や広報で活躍されているユニオンエタニティ株式会社に関してはこちらから!

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